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当会は(公財)合気会傘下の社会人団体として、その運営方針に沿って技の研鑽、心身の錬成に努め、合気道の普及活動をおこなっています。
1 当会は昭和47年に神田にある千代田区総合体育館を稽古場所として発足した会であり、当初は(財)合気会本部道場の五月女先生に、またその後は山口先生に20年間に渡りご指導をいただきました。山口先生没後増田先生にご指導をいただき、現在に至っています。
会の発足当初から暫くの間少数の会員で稽古に励んでいましたが、合気道の普及と共に神田界隈のサラリーマンなどが新たに参加する等徐々に会員が増加してきました。また、学生時代や他の道場で稽古していた人等の参加もあり、稽古の内容も徐々に向上してきました。
現在は交通の便の良さもあり大勢の会員や時には海外からの参加者も稽古を楽しんでいます。
2 合気道は自分が持っている身心の全ての力を使い、相手の力を引き出し、活用することが重要です。これまでご指導いただいた先生は皆さんこのような稽古をされており、当会ではこの考え方が植芝盛平先生の合気道につながると考え、稽古の基本的方向としてきました。
相手の力を引き出し、身心の全ての力を使うというような稽古は短時間でできることではありません。日々の稽古の実践により薄紙を重ねるように少しづつ理解を進め、一定期間を経ることにより自分の変化、向上を実感することができるようなものです。
3 当会では稽古の過程を次のように区分しています。
(2)初心者の段階では、手の動きの中心として稽古する傾向があるが、徐々に腰を中心として体全体を合理的に使うことを考え、その動きを習得していく。
(3)合気道は特に相手の力を最大限に活用していくことが重要であり、そのための体作りをすることが稽古の重要な目的でもある。そのためには、稽古をとおして常にしっかりとした中心をつくり、相手の動きに柔軟に対応できるよう心掛ける。
(4)稽古が進むに従い、体だけでなく気持ちの使い方の比重を高めていく。相手と向き合う時から相手の気持ちと合わせることに努める。また、相手に応じて心身を自然に働かせ、相手に合わせて動いていくよう努める。
4 合気道は稽古を重ねれば重ねるほど新た発見があり、またその面白さには限りがありません。何か判ったと思ったらまた新たな課題が発生してきます。いくつもの課題を乗り越えていくことにより、合気道についての理解がより深くなっていき、技もより柔軟になり、簡単な動きで集中した力が出せるようになります。また、合気道の進歩は他人との比較でなく、自分自身が変わればよいものです。そのため、年齢や性別に関係なくいつまでも稽古を楽しむことができます。何歳になって始めても始めた時が最適の年齢と考えればよいわけです。
合気道創始者であります植芝盛平先生は今の世の中にふさわしい本当に素晴らしい武道を創出されました。合気道があるおかげで世界中の多くの人々が毎日楽しく稽古をし、人生を楽しんでいます。
このサイト御覧の皆さん、是非、合気道の稽古に参加し、人生を楽しみましょう。お待ちしています。
会長 山嶋 武